
ハルの異変に気がついたのは、2019年5月のことでした。
2016年までは在宅仕事が中心で、猫たちと過ごす時間が多かったのですが、2017年頃からは外出の機会が増え、お留守番してもらうことも増えていました。
ハルの変化に気づいた時も、直前まで1週間ほど私は家を留守にしていて、それでなければもっと、気づくのは遅かったのかもしれません。

3年前の写真を見れば、ずいぶんと痩せてしまっていたのは明らかです。
そういえば、最近おやつのおねだりもしなくなった。
食べたい食べたい、とまとわりつくこともしなくなった。
子犬のように固太りだったのに、なんだか皮が余っているように思う。
とってもおでぶさんで、全盛期には9キロもあったけれど、今では他の子とあんまり変わらないように見える。
毛づやもよくない。
いろいろと思いあたってゾッとしました。
こうめさんは、若いころから病気がちだったので毎年なんやかやと検査をする機会がありましたが、ハルは病気しらずで、病院には年に一度かかるだけでした。
猫、急激に痩せる、という症状をネットで調べて、糖尿病ではないかと予想しました。こうめちゃんが手術を受けて、それ以来ずっとかかっている病院まで40分ほど車を飛ばしました。
レントゲンと血液検査をしてもらい、腎臓病と診断されるには時間がかかりませんでした。
病状はそのくらいはっきりしていたのでした。