先日鶴岡八幡宮に出かけたのは日曜日で、
そういえば開いているかも、と大仏茶廊をのぞいてみたのであります。
八幡宮のすぐ近く、鎌倉に住んだ著名な作家の旧宅です。
土日のお昼から日没までしか開店しないお店です。
アプローチを入って玄関をのぞき、お店の方に声をかけます。
ちょうどお昼になるかならないかの時分。
他のお客さんもわずかでお座敷も選べましたが、桜が見たくてお庭席に。
寒くもなく、かといって虫の出る季節でもなく、
贅沢にもわたし達だけで桜や水仙や小手毬など
花々が咲き誇るお庭を満喫できました。
大仏次郎は大変な猫好きだったそうで、
大仏茶廊の表札やコースターに使われている猫の絵は彼の筆によるもの。
この庭にも猫が来たのかしらと、見渡すのも楽しい時間でした。
焼菓子を添えたコーヒーも美味しゅうございましたぞ。
門の内から外を見た時の景色はこんな感じです。
椿一輪に見送られて外へ。
どうもごちそうさまでした。
この週末、桜を見に鎌倉へ来られるあなたが猫好きなら。
大仏茶廊がきっとお気に召すことと思います。
なお、大仏次郎って誰やねん、ってところから入る方には。
「もしも来世があるのなら、やっぱり猫と暮らしたい」
そう言った大仏次郎の猫との生活はこの本に写真付きで詳しく載っています。